大学職員に再応募して大手私立大学に逆転合格した人が伝えたいこと

02_転職

大学職員になりたいけど、行きたい大学で去年落ちてしまった・・・再応募して合格できますか?

そんな疑問を持っている方も多いです。

結論から言うと、大学職員の転職での再応募は全然問題無く可能。

むしろ、一度落ちた有名私立大学に再応募して合格した人も複数人いらっしゃいます。

「過去に応募した方の再応募は不可」・「2021年度内の応募は1人1回まで」とか募集要項に書いている大学もまれにありますが、少数派です。

リクルートエージェントやマイナビなどを使ってエントリーシートを受けている場合、それぞれに採番されているであろう個人に紐付いたIDで過去の応募履歴は取れると思いますが、たまに直接エントリーシートを送らせるのに「再応募不可」となっているような大学の場合、確実に管理しきれないだろうなと思ってます。

過去、個人の応募履歴を追える転職エージェントでも、再応募が制限されている期間内であったのに応募して、内定した事例もあるので、大学職員の再応募は全然可能性あるなという感じ。

やはり面接は面接官との相性や、自分の大学職員でのやりたいことを理解してくれる部署の人かというガチャ的な部分もありますので、大学職員への転職では再応募も気にせず取り組んでいったほうがいいなと考えています。

過去、大学職員へ合格した人の平均応募数は約4~6大学でした。

エントリーシートを書くのは大変ですが、4~6大学への応募で大学職員になれる可能性ある!と気持ちを強く持って、取り組んで行くほうが現職と転職活動の両立はやりやすいように思いますので、その理由を解説します。

大学職員再応募したことでどんな人が合格するか理解できた

大学職員の再応募メリットは、どんな人が求められているのかということを、理解できる点です。

また、大学職員の転職面接を受けていくなかで、大学職員に好まれるフレーズや食いついてくる志望動機など、転職ノウハウも獲得できます。

特に、大学職員面接は情報戦でもありますから、一度、再応募前に受けていたというのは対策を考える上でも非常に強みになります。

大学職員の転職面接は大きく分けて2つあり、

  • なぜ大学職員に転職するのか、どうしてそう思うのか、「転職理由」を明確化できてるか聞く系
  • 具体的にその大学でなにがしたいのか、「志望動機」を具体化できるか聞く系

いずれにせよ、志望動機の深堀りは必須なのですが、再応募前に前回はどうだったのかを知れているだけでかなりのアドバンテージがあります。

これが普通の就活であれば、練習用の企業をいくつも準備するというやり方が可能になりますが、転職活動ではそうもいきませんので、大学職員への転職の場合、どうしても再応募組が有利になりやすいという特徴があります。

やはり、待遇の良い大手私立大学職員を目指したいという場合、なかなか1回では合格できない(たぶん想定よりも大学職員の選考レベルが高い)ことも多いので、複数大学を同時並行的に見ながら、対策を進めていくことが重要です。

大学職員に転職したいなら再応募先を狙うべき理由

大学職員への転職において、重要なのは「大学職員という仕事を深く理解し、具体的な部署名で話せるようになる」ことですが、それと同じぐらいに大切なのは、「大学職員からの内部情報」になります。

やはり、その会社のことはそこの社員が詳しいですし、面接では「最後になにか質問がありますか?」との質問も多いので、それで得た情報というのは、他大学にも応用できる貴重なものです。

  • MARCHという括りのなかで、独自色を出そうとするならば大学職員の視点から何が必要ですか?
  • 大学職員として働いていくなかで、貴学でとても大切にされているスキルは何がありますか?
  • 貴学と近隣の●●大学を比較したときに、どこに特徴があると考えますか?

面接での、なにか質問がありますか?とうい問いは、自分から現役の大学職員に答えさせることができる唯一の手段ですから、かなり具体的かつ比較できる質問を投げかけることで、具体的な回答を得ることができます。

●●大学との違いとか、似たようなレベル群での差別化というのは、大学はどこも似たようなことをやっていることがほとんどなので、その難しい差別化点を現役の大学職員から聞けるというのは、非常に重要なポイントです。

大学によっては、説明会をしている場合もありますし、最近だとコロナ禍でオンライ説明会が主流ですから、質疑応答でもこれらの質問を行って、自分の中で情報を蓄積していくことが重要です。

大学職員は狭き門と思っているのは思い込みで損している

大学職員に転職したいけど、倍率が高そうだし難しそう・・・という思い込みでは損をします。

確かに、大学職員の転職において、倍率は低くはありません。

ただ、実際に転職活動をしていくと、見かけ上の倍率と実質倍率にかなり差があると感じるのが、大学職員の転職活動の特徴です。

特に、大学職員の転職活動では良くも悪くも「前職が見られていない」ですから、前職が一流企業だから合格に近いとか前職が中小企業だから合格できないとか、そういうことは全然ありません

むしろ、大学職員の転職体験談を見ていると、10数大学に落ち続けてやっと合格した人や、新卒で入った会社をすぐ辞めてしまいニートだった人も合格しています。

これらは、大学職員の転職活動が、前職の規模やポテンシャルで採用しているということではなく、「大学職員という特殊な仕事を理解できているかどうか」という点で評価されていることの証拠です。

なので、一流企業であっても大学職員という仕事が理解できていなければ普通に落ちますし、大学職員の中途採用面接のグループ面接に行ってみると、「なんでみんなNGとされる志望動機(理念や母校だからという薄い内容)で、面接話してるんだろう」と感じることすらできます

そう思えるレベルまで大学職員の転職活動の志望動機をブラッシュアップできれば、実質の倍率は本当に低く、だいたい志願者の80%ぐらいは抽象的な志望動機で勝負になっていないということが理解できるようになります。

この記事を書いた人
まったり大学職員

民間企業が嫌すぎて、ひたすらまったりしたいから大学職員に転職しました。最短で大学職員に転職できるノウハウを備忘録的にまとめてます。『王道』とか偉そうに書いてしまってますが、いい情報をお伝えできるよう一緒に頑張りましょうm(_ _)m

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