大学職員は激務だからいつも中途採用してる?実態を現役社員が暴露

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大学職員が激務だってTwitterとかだと聞きますけど、実際のところどうですか?

そんな疑問にお答えします。

最近、大学職員という仕事が人気で、受験者が多い割に大学職員という仕事の理解まで進まず、皆さんがなんとなくのイメージで大学職員語っている事が多い為、実態を書いてみることにしました。

私自身は、前職が結構忙しい感じの民間企業で、部署の同僚達はみんな月80~110時間ぐらい残業している感じだったので、毎日21時より早く帰ることは全然無かったです。

年間で、900時間ぐらいは残業していますから、確かに残業代は多かった(公務員と違って、残業代が満額出ていた)としても、平日は21時すぎに会社を出ますから、会社帰りに買い物して・・・みたいな使い方は一切無かったです。

そんな生活がずっと続いていくなかで、「お金よりも精神的・肉体的に楽な仕事がしたい」というモチベーションが沸々と湧いてきたので、「楽そうな仕事」でネット検索して大学職員か公務員になりたいと思い、公務員試験の勉強は働きながら無理だと思って、転勤エージェントを使って大学職員になりました。

実際、大学職員としてもう結構な年数働いていますが、最近大学職員志望者が多いこともあり、大学職員って激務なんですか?との質問もかなりあるので、実際のところどうなのか?というのを書いてみたいと思います。

大学職員がやばいくらい激務だと思ったポイント

大学職員の仕事が激務なのかどうか、これは結構大学職員の間でも議論の的になりがちな話題です。

ただ、働いてから知り合った大学職員を見ていると、激務かどうかというのは、「大学規模によるな~」というのが感想でした。

というのも、大学職員の仕事って、どの大学も仕事内容の概要(例えば、教務系だったり、学園式典運営系、寄付金を集める部署)は大学の規模(学生数)に関わらず、ほぼ同じです。

大学生が、受験→入学金振込→入学→受講申請→授業を受ける→定期試験を受ける→というサイクルが日本全国同じですから、学生数の多い少ないはあまり関係無いんですね。

そうなってきた時に、学生数が多い方が大変そう・・・と思うかもしれませんが、学生数が多い大学はどの分、事務職員の数も多いので、結構仕事が縦割りで細分化されています。

受講申請をやる部門、学生の資格系を担当している部門、奨学金の部門、等です。

ただ、これが学生数の少ない、事務職員も少ない大学の職員と話をすると、入学式典を担当しながら、学生の資格申請業務まで担当していたりして、毎日22時ぐらいまで残業してるという人もいました。

資格申請業務だと、学生に申請書を書かせて、所定の単位が取れているかをチェックして・・・と申請団体によって方法が異なるのでかなり大変なのですが、それを専門の部署とせずに、小規模な大学だと複数担当の業務のうちの一つとされるんだと驚いた記憶があります。

さらに、大学職員が激務だと思うのは、「人に無関心」なところです。

大学職員は年功序列で年収が上がっていく仕事ですから、仕事量は少ないほうが年収あたりのコスパは当然良くなります。

そうすると、大学職員は「仕事を押し付け合う風土」なので、仕事をしたくない・自分の担当が増やされたくない人が異常に多い職場です。

忙しいから仕方ないし私がやってあげるかみたいな人は少なく、私も忙しい(と言っても定時で帰っていたり)のでその担当は無理ですと普通に会議で言っちゃう人も多くいます。

なので、転職したてのときは、別に誰かが助けてくれる風土ではないので、ミスりながら業務を覚えていくという結構大変な状況だったりしますから、それは激務かなと思います。

ただ、慣れてくると、仕事が早く終わればさっさと帰ることができますし、激務と言っても数字をどうしようとかの精神的な激務ではないですから、事務作業で遅いくらいなら全然良いよと言う人は大学職員に向いているなーと思う次第です。

大学職員を辞めてよかったって言ってる先輩に聞いた話

大学職員が激務だから大学職員を辞めてよかったと言っている先輩も確かにいました。

大学職員を辞めてよかったと言っている人は、実は結構まともな人が多かったりします。
と言うのも、大学職員を長く続けていくと、

  • 自分の責任になるのが嫌だから、自分で決めない
  • 担当が増えると忙しくなってコスパ悪いから、新しい担当は断る
  • 新規の取り組みをやろうとした人がいても、それが自分も忙しくなるなら前例が無いと言っ潰す
  • 女性同士は仲が悪くなりやすく、雰囲気は別に良くない。みんなで頑張ろうとかは無い。

という風土や環境なので、そのような民間企業では考えられない雰囲気が嫌で辞めていく人も一定数います。

特に、大学職員を辞めてよかったんだろうなと言える人は、「真面目で人の言うことをいろいろ聞いてします人」です。

大学職員というノルマも目標も無い、抽象的な事務をひたすらやっている仕事をしていると、仕事へのゴールや成果よりも、プロセスややり方を問われたりします。

正直、そんなのどうでもいいんですが、大学職員歴の長い面倒くさい先輩が「これはこういうやり方だよ」とか「この会議文書の日本語はこうだよ」とかどうでもいいことをわざわざ言ってくることは多いです。

また、基本的な能力は大学職員は高くないので、言うことが一貫していないこともあり、人の言うことを聞いてやったら全然違う失敗する方法だったということもあります。

そんな状況で、人に何かを言われて真面目に聞いたり、いちいち気にしたりする人は、精神的に激務だと自分で感じ、病み気味になったりもするのです。

私の場合は、大学職員がノルマや目標も無く、年功序列の仕事なので、他人がどういおうが全く気にしておらず、「早くこいつ●なないかな」と思って話を聞いていたりするので、全然大丈夫。

正直、ノルマや目標、出世競争もないのに年功序列の給料って最高じゃんって割り切って働ける人のほうが大学職員に向いているので、激務だと感じずに働けると思います。

この記事を書いた人
まったり大学職員

民間企業が嫌すぎて、ひたすらまったりしたいから大学職員に転職しました。最短で大学職員に転職できるノウハウを備忘録的にまとめてます。『王道』とか偉そうに書いてしまってますが、いい情報をお伝えできるよう一緒に頑張りましょうm(_ _)m

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