大学職員のインターンは有利にならない?合格する為に必要な対策

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大学職員のインターンシップに行ったほうが有利?という疑問はみんな持っています。

結論から言うと、大学職員のインターンシップには行くと有利な人と不利な人がいるので、解説しますね」。

それよりも、大学職員に転職・就職したいのであれば、もっと合格に近づく本質的な対策がありますから、大学職員志望者はその取組みを意識して実行するのが最も合格に近づきます。

特に、大学職員のインターンシップは、一見すると参加すると有利ですが、準備不足の人には不利になるので注意が必要です。

また、中途採用から大学職員に転職したい場合、インターンシップに参加することが難しいので、実は中途採用が取り組むべき転職ノウハウがいくも存在しているのです。

今日の記事では、そんな大学職員の転職・就職について、インターンシップに行かなくても合格に近づくノウハウや方法を皆さんにお知らせします。

大学職員のインターンが有利にならない?新卒・中途採用の勝ち方

大学職員のインターンシップが有利になるかどうかの論争ですが、結論から言うと参加するだけで有利にはなりません。

特に、最近2年はコロナ禍でオンラインのグループワークのインターンシップや、大学職員の業務説明を聞いて意見交換をするというようなレベルしかやっておらず、2022年のインターンシップ実施でもいきなり対面実施が行われることも無さそうです。

その為、もう最近の就職・転職活動ではインターンシップへの参加は有利にならないと言えます。

ただ、インターンシップではオンラインのグループワーク程度でありますが、インターンシップに参加すると大学職員への質問できるチャネルが増える為、インターンシップに参加できた方は、受け入れ主体となった部署へ、オンラインでもいいので話を聞きたい旨の連絡ができる人は強いです。

また、中途採用であればインターンシップへの参加ということ自体が難しいですし、対面で話を聞ける機会も転職フェア程度になりますが、その辺りは参加しなくても問題ありません。

過去、大学職員に合格していった人を見ていると、99%が参加していませんから、ご安心ください。

大学職員の倍率ランキングを見ると対策の方向性が見えてくる理由

大学職員の倍率ランキングを見ていくと、大学職員の転職・就職の方向性は明確に見えてきます。

むしろ、大学職員に転職したい層からの質問をTwitterなどで受けていると、80%以上の人は「まともな志望動機を書けていない」という問題が、そもそもあります。

そうなると、インターンシップへの参加や転職フェアの参加という次元の問題ではなく、「大学職員の転職で倍率は高いように見えるけど、本当は低い」という状況になるのです。

具体的に言うと、80%以上の落ちる人の大学職員の志望理由は、

  • 理念に共感したから
  • 母校でお世話になったから
  • 就職支援をしたいから

という低いレベルの内容になっています。

大学職員に合格できる志望動機・エントリシートというのは、「大学職員という珍しい仕事を正確に理解し、具体的な大学職員の部署名やプログラム名で志望理由を語れる」というものである為、インターンシップが有利になる?というような低いレベルの疑問を持たずに、とにかく仕事分析に取り組むのが合格への近道です。

大学職員の倍率が低い狙い目大学の見つけ方

大学職員の倍率が低い大学を見つけたいという思いは非常に理解できます。

私自身、ブラック企業で毎月100時間以上の残業をしていた経験から、とにかく仕事が楽でノルマや目標の無い大学職員に憧れて、さまざまな求人を探していました

2021年は毎月80~100件近いの大学職員の求人を見ていた経験がありますが、年間で1,000件近くの求人を見てみた印象として、大学職員の倍率が低い大学を探せる人は、条件が限られているということです。

まず、大学職員の求人において、最強に倍率が低い求人は新卒の大学生が自分の大学のキャリアセンターの掲示板に貼ってある求人であり、これは非常に倍率が低くなります。

また、新卒の大学生であれば、キリスト教や仏教系の同じ宗派の大学の求人も送られてくることがありますので、キャリアセンターの掲示板の活用は必須です。

これが中途採用となると、そのようなクローズドな求人は転職エージェントのみとなり、非公開求人を探すことが最も近道です。

ただ、その転職エージェントの非公開求人も探し方にコツがありますので、別途弊ブログの記事でご紹介しようと思います。

あと便利なのは転職サイトであり、リクナビNEXTだと自動で職務経歴書を作ってくれるサービスがあるので便利ですが、地元に1つや2つしか大学が無いような田舎はカバーしていません。(逆に、都会での勤務希望であれば、求人数の多さは、 リクナビNEXT  > 非公開求人の転職エージェントになります。)

なので、一般的に都会でない地方で求人を探す場合は、実はその大学のHPのみに中途採用求人が掲載されていたり、ハローワークにだけ求人が掲載されていたりするので、幅広くアンテナを張っておく必要があります。

大学職員に新卒でなれる倍率が絶望的に高いって知ってた?

大学職員の就職を希望する新卒に知って頂きたいのは、大学職員になりたいならリスクヘッジが重要ということです。

大学職員の業界において、新卒採用=ほとんど自分の大学がメイン、中途採用=他大学出身者も採用することが非常に多いという構図のため、新卒で自分の大学以外を志望して合格するにはかなりハードルが高いです。

実際、公開データから情報を見てみると、関西大学が以下の様な情報を公開しています。

年度応募者総数(他大学卒出身者数)関西大学出身の合格者数他大学出身の合格者数他大学出身の倍率
2021436人(256人)15人4人64倍
2020535人(303人)16人1人303倍
2019625人(347人)14人2人174倍
2018776人(435人)15人3人145倍

これを見ると、非常に他大学出身者にはハードルが高いのは間違いありません。

関西大学の採用HPには、このように書かれていますが、まあ、、、そういうことです。

関西大学の卒業生が優先的に採用されるのでしょうか?
本学出身者、他大学出身者の区別なく選考いたします。
ただし、自己PR、大学業界を志望する理由、本学を志望する理由等について、明確にしたうえでご応募いただきたいと思います。

https://www.kansai-u.ac.jp/saiyo/shinsotsu_faq.html

特に、新卒採用ではその大学が好きというマインドで働いてくれる人を求め、そうすると付属小学校からその大学というようなエスカレーター組も有利ですし、中途採用をやれば多くの他大学組が応募してくる現状があるので、わざわざあえて他大学以外を採用するには、人事もそれなりの理由が必要です。

そのため、役員に「なんで自大学が少ないの?」と聞かれるのも面倒だし、新卒採用では安全に自大学から採用しておくかという心理が働きますので、狭き門となっているのです。

なので、新卒で他大学を目指す場合、落ちても大丈夫なように、民間企業の就職活動もちゃんとやっておかないと行き先が無くなるというリスクが非常に大きくなるので注意が必要です。

大学職員は狭き門だから対策を工夫しないと合格できない理由

大学職員が狭き門というのは、大学職員の倍率が非常に最近高い現代においては共通理解です。

特に、中途採用から大手の私立大学へと転職したい場合、大手私立大学だと「年功序列で誰でも年収1,000万円、夏休みと冬休みの合計で1ヶ月以上」という待遇が普通な為、非常に人気となります。

ただ、そんな非常に人気な大学職員でも、合格するためのコツ・対策というのが存在しており、むしろそこを外すと合格できないというぐらい合否に直結してくるので、注意が必要です。

特に、まず大学職員への転職・就職を希望する人は、自分の取り組んできた仕事をキャッチフレーズ的に短く話すとどんなことで、それは具体的に大学職員の仕事にどう活かせるのかという観点で対策していくことが重要です。

特に、なぜ大学職員になりたいのか?大学職員を志望したきっかけは?という最初の質問から、具体的に自分自身が大学と関わった経験や、自分の能力が大学職員としてこんな部分に向いているから、受験先の●●●大学ではこんな仕事で活かせそうだという点を話す必要があります。

そんな詳しく必要なの?面倒くさい・・・と思う人も多いですが、この入口での手間を惜しむと、不合格になる大学職員エントリシートあるあるな、母校でお世話になったとか理念に共感したという、斜め読みして即不合格ボックスへ投入されるエントリシートとなるので注意が必要です。

大学職員に受かる人の特徴は実は決まっている

大学職員に合格する人って、どんな特徴のある人ですか?という質問も多くいただきます。

これも、実は答えがあり、大学職員に転職できる人はハイスペックじゃないと転職できないということは全然無いです

むしろ、私なんかTOEICは300点前半ですし、SPIも分数の計算ができないので一切分かりません。それでも、年功序列で誰でも年収1,000万円貰える大学に転職できたので、ちゃんと対策すればワンチャンあるというのが、持論です。

諦めるのは簡単ですが、大学職員の対策を進めれてもし大学職員になれば、夏休みや冬休みが毎年1ヶ月以上ある環境というだけでも、頑張るモチベーションにはなります。

大学職員に転職できるノウハウをブログに書いているなかで、いろいろ周辺情報を文字にすると多くなりますが、合格できる人というのは、「具体的に大学職員の仕事を理解し、自分自身の能力や経験してきた仕事と関連付けて話せる人」と言えます。

これは、もしあなたの仕事場に営業の人がやってきて、いろいろ話しているときに、あなたの仕事や会社のことを知らなければどう思いますか?

話も盛り上がらないし、いちいち説明するのも面倒くさいです。

面接官はそんな大学職員に理解不足の人を毎年毎年大量に相手をしていますから、そんな典型的な大学職員に落ちる人のなかで、キチンと大学職員という仕事を理解し、教員との折衝や大学業界のトレンドを理解できている人がいれば、話が盛り上がるのは当然です。

そのレベルまで、大学職員の転職では自分自身をブラッシュアップしていく必要があり、実際にその対策で大学職員の合格者が出ていますので、真剣に取り組むことをお勧めします。

この記事を書いた人
まったり大学職員

民間企業が嫌すぎて、ひたすらまったりしたいから大学職員に転職しました。最短で大学職員に転職できるノウハウを備忘録的にまとめてます。『王道』とか偉そうに書いてしまってますが、いい情報をお伝えできるよう一緒に頑張りましょうm(_ _)m

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